リャンメンが2つあるイーシャンテンで、雀頭をポンできる時に、ポンをするべきか?
これは、結構悩ましい事です。
私も結構悩みます。
しかし、たいていの場合は、鳴きます。
まず、大前提として、片方が愚形であれば、ほとんど鳴きます。
さて、どういう事を基準に、鳴くか判断するのかを説明します。
まずは、これです。
・ターツがトイツにある可能性が高いか
ターツが4種類とも残り3枚の場合、ほぼ絶対鳴きます。
残り枚数の平均値が、2枚以上だったら、ほとんど鳴きます。
これが、2枚未満だった場合、次の判断基準に移ります。
・上家が切る可能性が高いか
例えば、上家がソーズの染め手の場合、ピンズとマンズのリャンメンなら、結構鳴けそうですよね。
あと、早い段階で切っている牌のまたぎとか。
また、ターツ4種類の中にドラがある時は、積極的に鳴いた方が良いです。
では、逆に鳴いたらまずいというか、迷ったら鳴かなくても良い状況を、いくつか挙げます。
・巡目が深くて他家の共通安牌
・放銃したくない相手が切った時
・自分がダントツトップ目のラス前
・複数件の仕掛けが入っていて他家が怖い時
まあ、鳴けなくても悪くない形なので、こういう時は鳴かなくても良いです。
さて、牌譜を用いて具体的に説明します。
ケース1:リャンメンと三面チャン
リャンメンと三面チャンで、しかも三面チャンの方にドラ受けがあります。
ただし、三面チャンなので、面前にしてしまう方がいます。
これは、絶対に鳴くべきです。
カンは入っていますが、というか自分でしていますが、他家の捨て牌が全く怖くないので。
鳴いた後に、7sを引いて来てしまいました。
本当は、ソーズで雀頭を作りたかったですが、しょうがないです。
すると、さらに7sを引いて、三面チャン聴牌になります。
これは、嬉しい聴牌です。
そして、上がる事ができました。
上家も、4s7sが欲しかったんですね。
まあ、結果論ですが、この手牌なら自分の都合でポンしないといけないです。
牌譜:http://tenhou.net/0/?log=2017021412gm-00a9-0000-0c0376ac&tw=0
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まとめ
雀頭が無くなるポンは、上級者の中でも、議論になる事が多いです。
そして、鳴かない方が推奨される結論になる印象があります。
しかし、麻雀というゲームは、山との闘いです。
鳴いた方が、ちょっとでも聴牌巡目が早くなるなら、基本的に鳴いた方が良いです。
まれに、鳴かない方が良いというか、鳴かなくても良いくらいの状況はあります。
今回の判断基準は、少し曖昧なので、「迷ったら鳴いて良い」という事を最後にお伝えします。