ダイアグラム麻雀では、タンヤオの可能性を高めに考える事が多いです。
タンヤオは、非常に使い勝手の良い手役だからです。
どんな手牌でも聴牌できる可能性が高く、危険な牌を吸収できるからです。
もし、手役を擬人化する事ができるのであれば、絶対にタンヤオと結婚します。
しかし、そんな私でも「この手牌でタンヤオに頼るのはヌルい!」と思う場合があります。
今回は、そんな例を紹介します。
一通orタンヤオ
状況としては、オーラスのトップ目で、何でも良いので上がりたいです。
では、手牌についてです。
まずは、ダイアグラムを考えてみましょう。
私は、だいたいこんな感じです。
タンヤオ:4
一通:3
リーチ:2
役牌:1
この段階では、結構タンヤオを高めに見ています。
問題は、この2pを鳴くべきかどうかという事です。
答えは、鉄鳴きです。
理由は、一通が狙えるからです。
先ほどのダイアグラムでも、一通は3割もありました。
これをスルーして、タンヤオに頼りたくなる気持ちもあります。
しかし、それはヌルいです。
聴牌速度が一番大事です。
明らかに鳴いた方が速いですよね。
だから、鉄鳴きなのです。
ちなみに、オーラスだからではなく、東一局でも鉄鳴きです。
また、役牌の可能性が無くても、鉄鳴きです。
鉄鳴きです。
ちょっと難しいのは、これが2pではなく、7pだった場合です。
これだったら68pで鳴いて、タンヤオと役牌と三色(234or345)を狙うのもありです。
私は、東一局でも今回のようなオーラスでも、68pで鳴くと思います。
しかし、下家に満貫を放銃できるオーラスなら、89pで鳴きます。
この辺は、難しいところです。
この7pは、89pの一択です。
当たり前ですが。
これで、一通と役牌の両天秤です。
無駄にドラ3です。
上家のリーチを受けましたが、ちょうど一通で聴牌しました。
しかも、現張りです。
何でも押します。
下家から赤5pが切られました。
最速最強とは私の事です。
これがダイアグラム麻雀です。
こうやってトップを取るんです。
さて、答え合わせをしましょう。
何の答えを合わせるんでしょうか。
何か確認したい事があれば、各々で確認してください。
私は、何にも確認する事は無いです。
牌譜:http://tenhou.net/0/?log=2017101223gm-0029-0000-7fed24c2&tw=1
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まとめ
三色と違って、一通の場合はターツが足りていないと、見落としがちです。
何故かというと、今回のような形だと、9pが不要牌に見えてしまうからです。
確かに、普通のメンツ手ではそうです。
しかし、一通を狙う時には、かけがえのない9pなのです。
思い込みを疑うような習慣を付けて、麻雀に臨みましょう。