「鳴きイーペーコー」っていう冗談あるじゃないですか。
例えば、789mを二つ鳴いた状態で、「鳴きイーペーコーできた!」みたいなオヤジギャグの事です。
あれって糞つまらないので、私は絶対に言わないんですよ。
なぜなら、もっと嘘みたいな事が、正しい戦略として存在するからです。
今回は、その戦略である「イーペーコー鳴き」をご紹介します。
それでは、実際の牌譜を用いて、説明します。
イーペーコーが完成している
この9mをポンしますか?
チートイのイーシャンテンです。
イーペーコーが完成しているメンツ手のイーシャンテンでもあります。
この9mは、
鉄ポンですよね。
イーペーコーが完成しているからと言って、その部分を鳴いてはいけないルールはないです。
むしろ、トイトイだと、鳴き易い形です。
これを、「イーペーコー鳴き」と言います。
あとは、全部ポンするだけです。
この9sは、
鉄ポンですよね。
この8mは、
鉄ポンですよね。
この7mは、
鉄ロンですよね。
さて、最初の9mをポンしていなかったらどうなっていたのか、確認してみましょう。
次巡にチートイを聴牌している事は確認しました。
牌譜:http://tenhou.net/0/?log=2019031213gm-0029-0000-be3219ae&tw=1
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まとめ
多くの人は、先入観に固執してしまい、選択肢を制限して生きています。
イーペーコーに関しても、「面前で役になる」という事を知った時に、「鳴くのはもったいない」や「鳴いてはいけない」という先入観を持ってしまっています。
しかし、実際には、そんな事はないです。
それどころか、ポンし易い形なので、トイトイが狙える時は、ポンをする場合が多いです。
頭を柔らかくして、できるだけ多くの選択肢を検討できるようになりましょう。