私は、「リャンチー」という言葉が大っ嫌いです。
あたかもリャンメンで鳴く事がいけないかのような言い方だからです。
リャンメンは、それ以上変化しないので、早目に損切りしないといけないです。
具体的に言うと、残り6枚以下にのリャンメンは、ほぼ愚形と同じです。
なので、例えイーシャンテンであっても、手役があるのであれば、それをスルーしたら残り6枚以下になる場合は、積極的に鳴きましょう。
そのターツの相方が、この条件に当てはまる場合でも、鳴きましょう。
具体的な例がないと、たぶん意味不明なので、実際の牌譜で説明します。
リャンメン×2のイーシャンテン
この6pを鳴きますか?
リャンメン×2のイーシャンテンです。
「面前でリーチしてやる!」と鼻息を荒くしている人は、麻雀に向いていないです。
両方のターツの残り枚数を数えてみてください。
まず、3p6pは、これをスルーしてしまうと残り6枚です。
相方の4m7mは、現状で残り6枚です。
つまり両方とも、残り6枚です。
こんなの愚形×2とあんまり変わらないです。
發はもちろん鳴きますが、両方ともリャンメンで鳴くべきです。
なので、この6pは鉄鳴きです。
実際に鳴いて、3mを切りました。
これが3pだったら、345の三色を見て、鳴いて6mを切ります。
4mだったら、同じ理由で、35mで鳴きます。
もし、今回の6pがスルーして残り7枚でも、相方の4m7mが残り6枚以下であれば、鳴くべきです。
“そのターツの相方が、この条件に当てはまる場合でも、鳴きましょう。”と最初に書いたのは、そういう事です。
何を切りますか?
發を切ってタンヤオに向かうのも悪くないですが、7sを切るべきです。
切った瞬間に役あり聴牌で、發を鳴くとフリテン解消して良形聴牌できるからです。
これで3sを切れば、優秀な最終形になります。
と思ったら、すぐに下家にツモられてしまいました。
確かに早そうだったので、納得の上がりです。
さて、答え合わせをしましょう。
6pを鳴くかどうかの分岐点です。
残り枚数を数えてみましょう。
3p6p:4枚
4m7m:3枚
だからどうしたって事はないです。
別に今回の結果では、何も論じる事ができません。
山に何枚あるかは、ほとんど運なので、考えてもしょうがないです。
とにかく残り6枚以下のリャンメンは、イーシャンテンで役ありなら、積極的に鳴きましょう。
牌譜:http://tenhou.net/0/?log=2017093000gm-0029-0000-12096de4&tw=3
※東1局0本場
「麻雀の戦術本」読み放題
Kindle Unlimitedでは、多数の麻雀戦術本を、月額980円で読む事ができます。
まとめ
麻雀は、めくり合うゲームではありません。
他家よりも早く聴牌をして、追いつかれたら無理をしてはいけません。
そのためには、リャンメンを神聖化しない事です。
ほとんど打ち手は、神聖化してしまっています。
残り枚数が少ないリャンメンは、愚形と大して変わらないです。
積極的に鳴いて、現実的な聴牌を目指しましょう。