ダマで上がるのって気持ち良いですよね。
しかし、打点が低い時は、ほとんどリーチをする事が定石になっていて、それで間違いないと思います。
ダマで跳満の場合は、ダマにする事が定石で、それで間違いないです。
さて、では満貫の場合はどうでしょうか?
多くの上級者は、ダマにするのではないでしょうか?
しかし、ツモっても満貫止まりなら、ほとんとリーチした方が良いです。
ダマにしても場に切られるかわからないですからね。
また、場に切られやすくても、残り枚数が多かったら、ツモれる確率も高いですから。
だいたい残り6枚以上なら、即リーです。
ただし、場に切られ易くて、残り枚数が少ない時や複数件攻めの時などは、ダマが有効な状況は多いです。
それでは、実際の牌譜で説明します。
ケース1:残り枚数が6枚で下家の染め手色の待ち
これは即リーですね。
下家がソーズの染め手で、残り6枚の47s待ちです。
どうせ、場に切られにくいですよね。
これが、下家の現バリだったら、ダマにします。
ツモりました。
跳満からのスタートです。
ウラウラで、倍満になりました。
こういうのも、リーチの醍醐味ですよね。
さて、下家の手牌や、山に上がり牌が眠っているか、答え合わせをしましょう。
下家は、やはり染め手でした。
形の良いイーシャンテンですね。
山に上がり牌は、2枚残っていました。
下家がゼンツなら、2分の1ですね。
降りてくれるなら、上がれなくてもノーテン罰符がたくさん貰えます。
やはり、こういうのは即リーなんですよ。
牌譜:http://tenhou.net/0/?log=2017042211gm-00a9-0000-df60bce8&tw=1
※東1局1本場
ケース2:早い巡目の愚形待ち
これも即リーです。
愚形待ちは、リャンメンと異なり、ダマでも出にくいです。
そして、打点が高いので、この巡目で降りる事はありません。
手変わりも全くないので、即リーで良いのです。
はい、ツモりました。
美しい跳満ですね。
それでは、答え合わせをしましょう。
3sの枚数は、山に3枚あります。
上家以外がツモったら、簡単には切らないでしょう。
だいたいこんな感じなので、愚形のツモって満貫は即リーチするべきです。
牌譜:http://tenhou.net/0/?log=2017101418gm-0029-0000-6e1d25d2&tw=2
※東2局0本場
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まとめ
自称上級者の方には、満貫をダマにしてしまう人が多いです。
しかし、ツモった時に跳満になるか、ちゃんと考えましょう。
残り枚数を考えましょう。
残り枚数が6枚以上は、ほとんどリーチです。
場に切られ易いか考えましょう。
愚形はダマでも切られにくいので、リーチです。
他家に危険な攻めをしている人がいるか考えましょう。
そのような他家がいる場合に、その現張りならダマにしても大丈夫です。