麻雀の上級者になると、「カン」に関して、非常に消極的になります。
確かに、手牌がバラバラな時には、カンをしない方が良い状況が多いと思います。
しかし、自分の手牌が良い時で打点向上が見込める時や、聴牌している時には非常に優秀な選択の場合が多いです。
特に、片上がりの聴牌や、形テンの場合には、積極的に行うべきです。
今回は、その中でもよく直面する「役牌バック聴牌時のカン」について、説明します。
役牌バックの片上がり
この2pは、もちろんポンですね。
役牌バックのために、一牌も逃しません。
「役牌を鳴いてから!」とか言う人もいますが、明らかに間違いなので、絶対に鳴きましょう。
実際に、私も鳴きました。
そして、聴牌を取れるこの牌が出てきました。
この1mも、もちろんポンですね。
これを鳴かない人はいないと思います。
これで、5pと中の聴牌です。
役があるのは、中だけです。
そこに、こんな牌を引いてきました。
この2pをカンするかどうかが、今回の本題です。
上家の親が鳴いていて、恐いですか?
対面と下家からのリーチが、恐いですか?
いえ、恐くないです。
カンします。
そして、赤5pをツモりました。
これで、マンガンの上がりになりました。
私が言いたい事は、「5の場合は赤があるからカンが得」という事ではありません。
リーチも入っていなくて、この巡目であれば、上がりが最優先という事です。
上家も親ですが、1フーロなので全く恐くないです。
牌譜: http://tenhou.net/0/?log=2017011302gm-00a9-0000-3c926d86&tw=1
※東1局1本場
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まとめ
上級者の方は、上手ぶる事が多いです。
特に、「カン」は嫌われる傾向にあります。
しかし、このような場合は、積極的にカンをしましょう。
このようなカンは、23mで4m待ちのタンヤオの聴牌時などでも、非常に有効です。
まあ、基本的に、加槓は、しない方が良い状況の方が少ないです。
特に、序盤の加槓は、迷ったらして問題ないです。