かわし手に向かいたい時って、3~7は出来メンツからでもよく鳴くじゃないですか?
いわゆる“食い伸ばし”ってやつです。
でも、それは平場の話。
自分がトップ目だったり、オーラスで上がればトップの時などは、本気で局を消化したいです。
そんな時は、2と8からでも、出来メンツから鳴いた方が良いですよ、という話を今回します。
南1局でトップ目の子
点数状況を見てください。
南1局で、2着目と15000点以上も離れているトップ目の子です。
なんとしても、局を消化したいです。
消化する事のみに力を入れるべき状況です。
手牌に関しては、タンヤオかリーチにしかなりそうにない手牌です。
とりあえず、タンヤオで鳴けるところは全て鳴くべきです。
さて、そんな時に出来メンツの2mが切られました。
平場では、こんなの鳴きませんよね?
しかし、これが3mだったら鳴きますよね。
では、この2mは鳴くべきでしょうか?
鉄鳴きですよね。
良い感じにタンヤオになってきたところで、先ほど鳴いた2mを手放す事になりました。
下家に鳴かれました。
結果論です。
聴牌しました。
下家に鳴かれました。
待ちは、4pと何かのシャンポンです。
4pとドラの4s以外は、何でも切ります。
対面から7pが出ました。
たった2000点ですが、美しい上がりですね。
さて、答え合わせをしましょう。
2mを鳴いたところです。
見れば見るほど鉄鳴きですね。
下家が3フーロしたところです。
4pは、誰でも分かると思います。
4sは、予想をするのではなく、放銃した時のマイナス期待値が大き過ぎるので、切るべきではないです。
牌譜:http://tenhou.net/0/?log=2017101820gm-0029-0000-36f93bf0&tw=1
※南1局0本場
「麻雀の戦術本」読み放題
Kindle Unlimitedでは、多数の麻雀戦術本を、月額980円で読む事ができます。
まとめ
今回の2mは、鉄鳴きです。
本気でかわしたい状況なので、食い伸ばすのも当然です。
しかし、2mを鳴いて、2mが鳴かれました。
これはあたかも、上家が切った2mを、下家にプレゼントしたような気がして、もったいないと感じる方がいます。
しかし、それは結果論なので、自分の麻雀に自信を持ちましょう。