麻雀講座

トイツとシュンツに見えるの?タンヤオ狙いで見落としてはいけない形

手牌が悪い場合は、現実的に狙える手役を考えて、それに向けて積極的に鳴いて行くのがダイグラム麻雀です。

その中でも、タンヤオという役は、狙うべき状況が非常に多い役です。

しかし、タンヤオとして鳴いて行く時に、見落としてしまいがちな形が多く存在します。

今回は、そのような見落としがちな形から、タンヤオのために鳴いて行く例を紹介します。

それでは、実際の牌譜を用いて、説明します。



面前聴牌のリャンシャンテン

この8pを鳴きますか?

面前聴牌のリャンシャンテンです。

ピンズは、トイツとシュンツに見えます。

この8pは、

鉄鳴きですよね。

鳴く前のピンズの形を、よく眺めてください。

ゲシュタルト崩壊を起こすと、67pと68pと9pに見えてきますよね。

見えてこないのであれば、まだ修業が足りないですね。

また、見えるけど68pからしか鳴けないのも、意味不明なので、鳴けるようになりましょう。

68pから鳴いても、結局は67pをメンツにしないといけないので、もったいないだけです。

数巡後、対面がドラをポンしました。

しかも、2フーロです。

こうなってくると、対面を警戒しなければなりません。

これからは、タンヤオのために何でも鳴くわけにはいきません。

この4mを鳴きますか?

先ほど言ったように、対面はドラポンです。

赤5mと6mは、対面に安全です。

この4mは、

鉄鳴きですよね。

対面は、まだ聴牌か分かりません。

下家の捨て牌を見ても、タンヤオ牌がほとんど切られていません。

ただし、6pは自分で3枚も使っており、タンヤオの可能性が高い対面には、超危険牌です。

なので、この6pを切らならないようにして、上がりに向かうべきです。

この6pをポンしますか?

先ほど言ったように、対面はドラポンです。

鳴くと、4センチになります。

この6pは、

鉄ポンですよね。

対面が6pを欲しがっているかもしれないので、なおさら鉄ポンです。

仮に、自分の上がりに関係なくても鳴くべきです。

これを、「期待的な邪魔ポン」と言います。

リアルの麻雀でも、絶対にやるべき事です。

もちろん、他家の声を聞く前に、発声する事を決めておきます。

結果として、発声が被っても、結果論です。

この2mをポンしますか?

先ほど言ったように、対面はドラポンです。

鳴くと、裸単騎になります。

この2mは、

鉄ポンですよね。

対面は、まだ聴牌かどうか分かりません。

しかも、6pの期待的な邪魔ポンをしたので、聴牌率も悪いはずです。

そのような状況で、2000点の聴牌を取らない理由がないです。

4mを引いてきました。

どちらを切りますか?

3pは、残り3枚です。

4mは、残り1枚です。

ここで切るべき牌は、

3pですよね。

対面は、手出しの7pなので、3p6p聴牌の可能性はほぼないです。

3p待ちは上がりにくいので、今のうちに切っておくべきです。

カン3pや、3pと5pのシャンポン待ちだったら、がっかりしましょう。

対面は、手出しの8sと2sがあるので、ピンズは1ブロックしかない可能性が高いです。

なので、放銃する確率は低いです。

対面が4sを鳴きました。

さすがに、これで聴牌ですかね。

7mを引いてきました。

7mは残り2枚なので、7m待ちに変えました。

上家から7mが切られました。

立派な2000点の上がりです。

さて、あの6pの期待的な邪魔ポンが成功していたのかどうか、確認してみましょう。

これを結果論と見るかどうかは、あなた次第です。

牌譜:http://tenhou.net/0/?log=2019030817gm-0029-0000-705ec1b9&tw=3
※東1局0本場

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まとめ

今回の手牌は、多くの方が、トイツとシュンツに見てしまいます。

そして、面前聴牌しか見ていません。

しかし、それでは聴牌する巡目が遅過ぎるので、非常にリスクが高いです。

このくらいの手牌で、そんなリスクを取るのは、どんなルールでも損です。

仮に、トップしか意味が無いルールだとしても、鉄鳴きです。

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