リーチを受けて一発目に降りたい時に、安牌が無い時にどうしていますか?
多くの人は、「安牌を引いてくれ!」と神頼みして、ツモ山に手を伸ばしてしまいます。
しかし、安牌を引かなかったら、非常に危険じゃないですか?
どの牌も放銃する可能性があって、放銃した場合は一発が付いてしまいます。
それだったら、一発を消せるなら消して、相対的な安牌を切った方が良いですよという話です。
それでは、実際の牌譜で説明します。
トップ目でとにかく降りたい
断トツトップ目で、上家からリーチを受けました。
安牌は無いです。
しかし、死ぬほど降りたいです。
そんな時に唯一の救いが、「一発消しができる」という事です。
仮に、一発を消して放銃しても、5200点くらいで済んでくれたらありがたいです。
なので、この4sを鳴いて、筋の7mを切るべきです。
さすがに、7sはモロ引っ掛けの可能性があるので、7mの方が安全です。
35sで鳴いて、7mを切りました。
単純に、2sと5sの危険度の比較で、より危険な5sを使って鳴きました。
負けている状況では、23sで鳴いて、9mか1pを切る場合もあります。
9mと1pの比較で、1pを切りました。
マンズのブロックの上の可能性が大きいので、1pの方を切りました。
これは、そんなに根拠ないので、9mでも良いかもしれません。
下家が、7pで放銃してしまいました。
飛んで終了です。
非常に助かりました。
それでは、答え合わせをしましょう。
リーチを受けた一発目です。
山に手を伸ばしても、安牌の發でした。
これは結果論なので、やはり一発消しをした方が良いです。
牌譜:http://tenhou.net/0/?log=2017100110gm-0029-0000-d371e078&tw=0
※南3局2本場
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まとめ
最近は、「一発消しは頑張らない方が良い」という考え方が、何故か主流になってきています。
しかし、それは明らかに間違いです。
今回のケースは、トップ目でどうしても降りたい時の話ですが、別に東1局でも、よほど戦える形でなければ、積極的に一発を消すべきです。
頑張った方が良いんですよ。
頑張らなくて良いという人は、局収支という概念をイマイチ理解していないのでしょう。
リーチを受けた段階で、一発消しができるなんて、幸せな事なんですよ。
その幸せに気づいていない。