手牌にリャンメンがたくさんあると、面前にこだわりたくなりますよね。
特に、平和が狙えそうな時は、その傾向は強くなります。
しかし、面前で頑張っても、聴牌が遅ければ鳴いた方が良いです。
それは、仮にリャンシャンテンだったとしても同じです。
今回は、そのような例を紹介します。
それでは、実際の牌譜を用いて、説明します。
1メンツある平和形
この2pを鳴きますか?
平和のリャンシャンテンです。
19牌を使ったメンツがあります。
この2pは、
鉄鳴きですよね。
あんな形、面前で頑張っても、聴牌するのは2段目の後半です。
だったら、2pから鳴いた方が、聴牌率が良いです。
鳴いて1mを切れば、タンヤオの2シャンテンになります。
しかも、2p5pと5p8pの二度受けの部分です。
鳴かない理由はないですよね。
赤5mを引いてきました。
リーチと平和は捨てましたが、打点が上がりました。
もちろん、2mを切りました。
上家から4mが切られました。
もちろん、鉄鳴きです。
リャンメンの残り枚数で、7pを切りました。
6sを引いてきて、聴牌しました。
結果論です。
6pを引いてきました。
フリテンを解消するために、2sか3sを切るべきです。
残り枚数で、2sを切りました。
上家から3sが切られました。
見事な2000点の上がりです。
さて、最初の2pを鳴いていなかったらどうなっていたのか、確認してみましょう。
2巡後に、4pを引いてきて、残り枚数で3pを切ります。
その後は、仕掛けの可能性もあるので、どうなるか分かりません。
しかし、二度受けだった5p8pは、非常に薄い事は分かります。
それだったら、この2pを鳴いて、6pを縦に利用する方が良いですよね。
これを結果論と見るかどうかは、あなた次第です。
牌譜:http://tenhou.net/0/?log=2019021817gm-0029-0000-f560de27&tw=1
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まとめ
面前のリャンシャンテンに価値はありません。
手役を見つけて、どんどん鳴いて行きましょう。
リャンメンの多さや、平和になるかどうかに、騙されてはいけません。
リャンメンだって、非常に薄い場合はあります。
平和は、たったの1ハンです。
面前にこだわる理由にはならないです。