スマホがこれだけ普及し、多くの方がソーシャルゲームに時間を使っている中、未だに麻雀人口はたくさん居ます。
麻雀は、1回のゲームでたくさんの時間を消費し、結果に実力が反映されにくいです。
たくさんのゲーム数をこなして、初めて少しだけ実力が見えてくる物です。
そんな麻雀を愛する人がこれだけ居るという事は、そこに何か魅力があるという事でしょう。
「天鳳」というオンラインゲームが現在非常に人気です。
このオンラインゲームでは、たくさんのゲーム数をこなして、自分の実力が「段位」という数値で分かるようになっています。
数値化されているという事で、さらにその魅力に引き込まれるのでしょう。
私もその一人です。
楽しい事は良いですが、やはり勝負事なので、勝ち組と負け組に分かれてしまいます。
最初は楽しくても、やはりずっと負け組だと、面白くないですよね。
そんな方を救いたいと思い、私は新しい麻雀の戦術の研究を、ずっと進めていました。
一ヶ月に東風戦を約1500回行った事もあります。
そして、やっと辿り着きました。
それが、「ダイアグラム麻雀」です。
ダイアグラム麻雀とは?
ダイアグラム麻雀とは、「最強レベルの局収支を担保しながら、上がり率を上げる事を第一に考える麻雀の戦術」です。
多くの麻雀打ちは、「上がり率は結果論であって、打点を上げる事を第一に考え、高い局収支を出そうとする戦術」を実践しています。
局収支とは、「一局当たりの点棒移動の平均値」です。
例えば、あなたが東風戦を行い、こんな結果で終わったとします。
東1局:1000点上がり
東2局:自分含めて2人聴牌(+1500点)
東3局:8000点横移動(点数変化無し)
東4局:2000点放銃
この場合、あなたの局収支は、+125点/局です。
まず、点棒移動を全部足したり引いたりすると+500点になって、それを4局で割ると算出されます。
長期的に計測した時の局収支が優秀な人が、麻雀が強い傾向にあります。
それは当然ですよね。
一局当たりの期待値が良い人は、平均順位も良いだろうし、素点を含めるようなルールでも、もちろん良いでしょう。
なので、多くの方が、この局収支を上げようとしています。
やり方としては、打点を上げる事を採用しています。
しかし、私の提唱するダイアグラム麻雀では、違います。
重要視するのは、打点よりも、上がり率です。
こっちの方が、結果として局収支も良くなると思っています。
また、着順を相対的にコントロールし易くなると、考えております。
天鳳で言うと、平均順位も良くて、ラス率も下がると思います。
逆に、トップが大事なルールであれば、トップ率を上げる事もできると思います。
結果として、ラス率も上昇しますが。
要するに、そのルールのべき論に合わせる事ができる、優秀な戦術だと考えております。
どうやって上がり率を上げるの?
上がり率を上げろと言われても、どうやってやれば良いか、全然分からないと思います。
それはそうですよね。
多くの方は、普段、リーチを打つか、ホンイツにするか、トイトイにするか、みたいな事ばっかり考えていますから。
安い仕掛けは、「リーチを受けたら怖い!」とか思っていますからね。
そういう方には、今までの麻雀を、ほぼ全て捨ててもらいます。
そして、具体的にどうするかについてですが、配牌を貰った瞬間から、常にダイアグラムを考え続けるようにしてください。
ダイアグラムとは、「手役の意識配分」です。
具体的に、実際の牌譜を用いて、説明します。
この配牌で、ダイアグラムを考える場合、こんな風になります。
タンヤオ:8
トイトイ:1
リーチ:1
なぜ、このようになるか、説明します。
まず、負けているなどの特別な状況ではないので、単純に上がり率を上げるべき局面です。
なので、全力で上がりに向かうので、だいたいタンヤオになりそうでしょ?
もちろん、タンヤオになる牌は、全て鳴いて行きます。
そして、北のトイツがあるので、もしかしたらトイトイになる可能性も、僅かにあります。
まあ、北からは、トイトイ固定になってしまうので、鳴かないですけどね。
タンヤオ牌を2つポンした後に、北が出たら鳴く感じです。
また、鳴けなくてチートイとか、普通のメンツ手になる可能性も、僅かにあります。
なので、ダイグラムの中に、トイトイとリーチが1割ずつ含まれています。
考え方としては、結構簡単でしょ?
さて、先ほどの配牌がどうなったか、見ていきましょう。
1つも鳴けない状況で、こんな手牌になって、上家からタンヤオで鳴ける6pが出ました。
手牌だけで考えると、ダイアグラムはこんな感じです。
タンヤオ:8
三色:1
リーチ:1
横に伸びる形になったので、トイトイの可能性はほぼ無いです。
代わりに、三色が見えてきました。
タンヤオでも三色でも、鳴いた方が良いので、この6pは鉄鳴きです。
そして、赤5mを引いてきて、三色を見切るかの分岐点に立ちました。
三色はあまりにも不確定で、タンヤオの方が自由度が高いので、可能性が高いです。
なので、北を切ってタンヤオに向かいます。
そして、カン7mで聴牌しました。
これは、5mがアンコですし、結構上がり易い聴牌です。
すると、対面が7mをツモ切って、上がる事ができました。
あんな糞配牌でも、下家のリーチを蹴って、価値のある2000点の上がりに持って行けました。
こうやって、上がり率を上げて行く麻雀が、ダイアグラム麻雀です。
複数の手役を考えて、上がる事に価値を見出すと、今まで糞配牌だと思っていた配牌も、普通に思えてきます。
また、手役を考えていると、麻雀がさらに楽しくなりますよ。
まとめ
ダイアグラム麻雀とは、「最強レベルの局収支を担保しながら、上がり率を上げる事を第一に考える麻雀の戦術」です。
序盤は自分の手牌に集中してください。
現実的に、聴牌できそうな役を考えてください。
別に、「ゼンツをしろ」と言っているわけではないです。
むしろ、ダメそうだったら普通の人よりも、早目に徹底的にオリます。
メリハリが大事なんですよ。
強さと楽しさの両方を兼ね備えた新しい麻雀の戦術、「ダイアグラム麻雀」を是非試してみてください。
このブログでは、色んな状況でどう考えるべきか、どう打つべきかを、まとめて行くので、それを参考にしてください。