イーペーコーになりそうなリャンメンの形が手牌にあると、面前にこだわりたくなりますよね。
特に、19牌が絡んでくると、その傾向は強くなります。
しかし、面前で頑張っても、どうせ鳴く形なら最初から鳴いた方が良いです。
それは、仮にイーシャンテンだったとしても同じです。
今回は、そのような例を紹介します。
それでは、実際の牌譜を用いて、説明します。
東1局2巡目のイーシャンテン
この3mをポンしますか?
東1局2巡目で、イーシャンテンです。
ドラが6mなので、リーチだと2600点以上です。
この3mは、
鉄ポンですよね。
あんな形、面前で頑張っても、7mや8mが出たらどうせ鳴きます。
だったら、最初から鳴いた方が、聴牌率が良いです。
聴牌率が良いと、上がり率も良いですし、放銃率も低くなります。
鳴かない理由はないですよね。
さて、問題は何を切るかです。
4mを切ると、相対的な安全牌として9mを利用できます。
9mを切ると、4mがトイツになったり、横に伸びる事に期待できます。
ここで切るべき牌は、
9mですよね。
なぜなら、4mのトイツや横伸びの可能性もそうですが、ドラの6mをチーした時に9mが切れないからです。
もし、ここで9mがあると、チーしても3sを切る事になります。
そうなると、カン4sの受けをなくしてしまうので、非常に形が悪くなってしまいます。
なので、ここでは9mの鉄切りです。
6pを引いて4mを切った後、4sを引いて聴牌しました。
7mを引いてきました。
立派な1100点の上がりです。
さて、3mをポンしていなかったらどうなっていたのか、確認してみましょう。
2巡後に、2sを引いてリャンメンに変化しています。
しかし、聴牌せずに、対面がツモ切るあの7mをポンしています。
それだったら、あの7mをツモって上がりの方が良いですよね。
これを結果論と見るかどうかは、あなた次第です。
牌譜:http://tenhou.net/0/?log=2019021815gm-0029-0000-75ba8a4b&tw=2
※東1局0本場
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まとめ
イーペーコーは、一見高そうに見えますが、実は1ハンです。
面前にこだわる理由にはなりません。
むしろ、トイツが2つ以上あるという事なので、それらをポン材にする事を考えましょう。
どうせ鳴く事になる場合が多いです。
仮に、それがイーシャンテンだとしてもです。